の兄である菊に挨拶に行く、
と唐突に言ったのはアーサーだった。
は突然の発言に眼を丸くしたが、
嬉しそうに笑った。その笑顔を見て、アーサーは幸せな気持ちになった。
「随分突然だね」
「あー、こういうことはなるべく早めのほうがいいと思ってだな」
べ、別にお前のためじゃねーぞ!俺が困るだけだからな!
そう言ってそっぽを向いたアーサーの顔は、誰が見ても赤いとわかる。からは自然と笑みがこぼれた。
アーサーとが恋人になってから、約2年ほど経っていた。
今さら早めと言うアーサーが少しおかしかったが、
たぶんアーサーにとっては2年も早めに入るのだろう。
エロ大使と呼ばれているわりに奥手で照れ屋、そして不器用。
2年で結婚を決めるなんてきっとアーサーにとってはかなり大きな決断なのだろうとは思った。
「で、なんて言うの?」
「そんなことどーでもいいだろ!」
「れ・ん・しゅ・う!!!」
「練習ぅ!?ちょ、ちょっと待て!いきなりできるかばか!」
「・・・もぉ!私、アーサーと早く結婚したいのに」
ぼそっと言ったの言葉に、アーサーの心が踊る。
「本当か!?」
「当り前でしょ!はーやーくー!!!」
「あ、えっと・・・む、・・・む、むむむ娘さんを私、に、・・・・ください」
兄の前でもないのに、アーサーはがっちがちに緊張していた。
言葉は噛み噛み。こんな状態で菊に認めてもらえるかどうかかなり心配だったが、
は笑顔を隠さずにはいられなかった。
結婚します!
(「そもそも娘さんじゃないし」)
(「・・・あ!」)
(20100127)
この英は余裕がなくてうざいですね。そんな英が大好きです。
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