その情熱はトマトのごとく




照りつける真っ赤な太陽がじりじりと暑い。 そんでもって俺が持ってるのは、熱いのを忘れるくらいに瑞々しい真っ赤なトマト。



「スペイン!こっちは全部取ったよ!」
「ほんまにー?まじ助かったわぁ!」



麦わら帽子をかぶり、トマトでいっぱいの籠を持った。 汗をかいたのだろう、髪の毛がほっぺたにくっついている。 そんなことお構い無しに、は必死に走って来た。 嬉しそうににこにこ笑い、こんなにいっぱい!と籠に入ったトマトを見せた。 太陽、トマト、そんでトマトより美味しそうな。 畑に二人きり。これかなりのチャンスやんなー。 ・・・あ、いかんいかん。でも、そんな楽しそうにしてたら期待するやん。



「今度はあっち行って来るね!」
「おー・・・頼むわー」



手伝わせるつもりはなかった。 がキラキラした瞳で手伝わせてくれなんて言うからつい・・・。 でもやっぱ・・・トマトの収穫だけで今日1日終わるのも、勿体ないなぁ。



、やっぱあっちは今度ええよ。今日は終わりにしよか!」
「え!?でも・・・」
「俺、トマトの収穫よかの情報収穫したいんやけど?」
「え!?」



二人きりだし、邪魔するやつは誰もいない。さぁて、親分の本領発揮やで!

俺の情熱、受け取ってな!








































(20100128)
親分は恥ずかしいことも爽やかにさらっと言ってくれると思いました!←