おおらかでいつもニコニコしてて、
トマトが大好きでロマーノが大好きで、ちょっと褐色の肌を持ってて、
そんなスペインに、私は心底惚れていた。大好きで仕方ない。
きっかけは会議の終わり。私の一方的な一目惚れだった。そのとき私はロマーノと話していたのだが、
かなり長々と話していたため、スペインが彼を呼びにきた。
「ロマーノ!俺もー帰るで〜?」
「あぁ?空気読めよこのやろー今話してんだろ」
「あー!邪魔しちゃってごめんなー!」
「いえ、大丈夫ですよ。むしろ長々とすいません。」
「別にええって。・・・あれ〜?日本と同じ髪の色やーん!眼も一緒〜」
謝ったと思ったら今度そう言って私の顔を覗き込んできたスペイン。
スペインの綺麗な緑色の瞳についつい見入ってしまった。
ロマーノしかり、スペインしかり、どうして外国の人はこんなに美しいのだろう。
「おい、、大丈夫か?」
「へぇ〜ちゃん言うんや〜」
「え、あ、はい!スペインさん・・・ですよね?」
「そやで〜ロマーノの親分やってます〜」
「私、と言います。日本の妹です」
「よろしくなぁ〜!ってか俺日本に妹いるなんて初耳やでー!なんで教えてくれなかったんロマ〜」
「うるせぇ!俺ちょっと馬鹿弟に用あるから、おい、また今度な!このやろー」
「あ、え、うんっ」
「あ、そうだ。」
ロマーノは私を横切ろうとしたとき、ふと気付いたように私の耳元で呟いた。
「スペインは超がつく鈍感野郎だからな。ストレートに言わねぇーとわかんねぇぞ」
「はぁ!?」
「まぁ、がんばれ」
「ちょ、ロマーノ!?」
ロマーノは言い終わるとそそくさと弟のところへ行ってしまった。
流石イタリア男子。なんで気付かれちゃったんだろう?ロマーノはこういうとこばっかり気付くんだから!
「なんやあいつー冷たー!あれ!?ちゃん顔赤いで!?具合でも悪い?」
「へ?ぜ、ぜんぜん悪くないです!」
「そんならええけど。」
ふふふとスペインが笑ったから、不安になった。私、笑われてる?なんか変かな?
「あの、私何かおかしいですか;」
「あ、気悪くせんで!ただトマトみたいで可愛いなぁ〜って」
「えぇ!?」
きっとこの人は素で言ってて、私のことなんて何とも思ってないだろう。
でもそうわかってるのに、その笑顔に引き込まれてしまう。
恋の始まり
(「今度トマトパスタ食べにおいで!親分の手作りやで〜!」)
(「・・・!はい!(やったぁ!)」)
(20100307)
トマトを意識して背景を赤にしたら目が痛い。すいません;
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