ドリーム小説
お昼の時間を告げるチャイムが鳴り響く。
待ってましたと言わんばかりにプロイセン、フランス、スペインは教室を飛び出した。
いつものように悪友3人、たわいのない話をして、昼を買いに行こうと歩いていると、
廊下の向こうに学校を牛耳る生徒会長イギリスの姿が見えた。
普「うわ、あれイギリスじゃね?」
仏「まじかよー」
西「見つかったらかなわんし、逃げよか」
普段から目を付けられている3人はまずいと思い逃げ出そうとした。
が、イギリスはそれを見逃さなかった。3人はものの見事に捕まった。
普「なんだよあの無駄な素早さ」
仏「おい、プロイセン、力ならお前が上だ。どうにかしてよ」
西「ってか天下の生徒会長様が廊下走ってええのー?」
英「うるせぇ!てめぇーら3人、今日こそは逃がさねぇぞ」
普仏西「ひぃっ」
昔の海賊時代を彷彿させるように言い放ち、睨みをきかせるイギリスに、
さすがの3人もひるんだ。いつもなら簡単に逃げ出せるが、
イギリスのあまりの威圧感に負けて動けずにいた。
気付けばそこらへんの会議室のような部屋に放り込まれてしまい、3人は正座させられ、
主に学校での生活週間についてくどくど説教をされている。 3人のお腹は瀕死寸前である。
イギリスも例外ではない。しかし、3人が簡単に捕まるなんて、そうあることではない。
今言えるだけ言っておかねばとイギリスは考えていた。そのとき、事件は起きたのである。
「お昼ー!ハンガリー早くお弁当食べよー!」
洪「は食べるの本当に好きねー。今日はオーストリアさんがおやつくれたよ。食後に食べよ!」
「本当に!?わーい!ハンガリー大好きー!」
隣の部屋から聞こえてくるしゃべり声。
イギリス、プロイセン、フランス、スペインはその声に反応し、すぐさま壁に耳を近付けた。
英「くそ、よく聞こえねぇな」
普「おい、良いのかよー生徒会長様が盗聴ー」
英「うるせぇ!それとこれじゃ話は別なんだよ」
仏「ちょっとちょっと、どうでもいいから」
西「ちょ、なんか言ってるで!」
英「おい、押すなよ」
普「押してねーよ」
仏「お前らうるさい!喧嘩しないの!」
西「何言ってるかぜんぜんわかんないやんかー」
壁に耳をぴったりくっつける悪友+イギリス。
ドアの向こうには愛してやまないがいる。そうこの4人、愛する人が同じ。
もちろんまだ誰も告白などしていない。全員何か情報がつかめるかもしれないと必死である。
洪「はさーどんなのが好きなわけ?」
隣の部屋で聞き耳立てているなんてこと知りもせず、
ハンガリーは大好きなガールズトークをしようとしていた。
英「ハンガリー!!!グッジョブ!!!」
普「おい、なんつったんだ?」
仏「ハンガリーがの好きなタイプ聞いた。」
西「きゃードキドキやんなー!」
4人は全神経を耳に集中する。
「えーと、ハンバーグかなぁ」
「「「「はぁ!?」」」」
突拍子もない答えにびっくりした4人。しかし、少々大きい声だったため、慌てて口を塞いだ。
洪「あはっ!違うよぉ!好きな食べ物じゃなくて好きなタイプ。(萌えぇぇぇ)」
「なんだよー!そっち!?うーん・・・」
英「びっくりしたな」
普「ハンバーグってやつがいるのかと思ったぜ」
仏「いや、それはない」
西「フランス、ほっといてやり。プロイセンはちょっと頭が弱いんや」
普「んだとコラァ!」
仏「もー止めろお前ら!」
スペインの言葉にキレたプロイセンが殴りかかった。
それをスペインは華麗にかわしたが、そのまま行き場を失ったプロイセンの拳は、
止めようとしていたフランスに当たる。
仏「ぐぁっ」
見事、フランスの右頬にクリーンヒット。そのままよろけて倒れた先に、
イギリスがいる。イギリスはフランスの下敷きになった。
英「痛!おい退けよ!」
仏「言われなくても!おい、いくら温厚なお兄さんでももうキレたからね、聞いてんのかこの馬鹿共!」
普「ごらぁ!死ねスペイン!」
西「プーちゃんまじになりすぎやでー」
ついにはフランスとイギリスも加えて大乱闘。殴り合い罵倒しあいのもみくちゃ状態。
英「死ね!このワイン野郎!!!!!」
仏「今日という今日は許さないからな」
普「殺す。ぜってー殺す」
西「久々の戦闘やんなー!」
洪「・・・あんたたち何やってんの?」
「うわぁ大丈夫?」
4人がとどめの一発をそれぞれ決めようとしたその時、
ハンガリーとが心配そうに4人を見つめていた。いつから見ていたのか定かではない。
しかし、ハンガリーにもにも変な誤解を与えたくない4人は、いい訳を考える。
英「こ、これはだな」
仏「あープロレスだよ。なっ!プロイセン!」
普「なんで俺に振んだよ!」
西「とにかく、みんなでじゃれあっててん!仲良しやもんなぁ?俺ら!」
スペインのナイスフォローに4人がそろってうなずく。
悪友3人もイギリスも仲良しは心外だが、ここを乗り切るにはこうするしかない。
「へぇ。私、会長と3人はずっと仲悪いと思ってた!」
クスクス笑うの笑顔に、4人は頬が緩んだ。そして同時に、これはチャンスだと思った。 にも近づけるし、なにより一番と親しいハンガリーとも仲良くなれるチャンスだ。ハンガリーを味方につけたら、を恋人にするのもそう遠くもない。
仏「ねぇねぇ、レディーたち!お兄さんもランチお邪魔してもいいかな?」
普「ふざけんな!おい、ハンガリー、、俺が一緒に食べてやってもいいぜ!」
西「フランスもプーちゃんも購買やろ?俺、弁当やねーん!俺と一緒に食べよー」
英「ハンガリー、、生徒会室開けてやってもいいぞ。べ、別にお前らのためじゃないんだからな。こいつらがうるさいからだからな。」
洪「ちょ、ちょっと待ってよ!!(せっかくとのランチなのにー!)」
口々にたちを誘う4人。ハンガリーももさすがに困ってしまった。
ハンガリーは助けてとばかりにを見つめる。はなんとかならないかと考えている。
仏「(頼む、神様!)」
普「(ハンガリー、、俺だろ!俺選べ!)」
西「(流れ的には俺やんなー!)」
英「(女王陛下様!)」
明るい未来をかけて、勝負!4人はそれぞれ祈りを込めた。
「・・・・・・!みんなで食べればいいじゃん!」
「「「「え!?」」」」
洪「なるほど。それが一番いいかも。(へたに1人つれてくよりは。)」
「別に考えることもなかったね。」
洪「そうね!・・・で、会長、生徒会室開けてくれるんですよね?」
英「え、あ、あぁ。」
「私、生徒会室入るの初めてだ!」
さー行こう!とは拳を上げ、はりきって出ていった。
英「くそ!(こいつらのために生徒会室開けたくねぇけど…のためだし…)」
仏「まじあの笑顔は反則だわぁ」
普「可愛い可愛い可愛い」
西「じゃ、お前らは早く購買行ってき!きゃ、俺抜け駆けやんなー」
「「「抜け駆けしたら殺す」」」
争奪戦!
〜お昼よりも大切なものがある〜
(その後スペインはのタイプを聞いたとかいないとか。)
(20091130)
悪友と英でもちゃもちゃさせたかった+(私が)洪を好きだよということをこっそり主張。
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