「雪だあ!!!」
昨日は随分冷え込んでいたようで、夜のうちに雪が積もったらしい。は嬉しそうに窓から外を眺めていた。
「今日も寒ぃなぁ。、紅茶でも煎れよ・・・何してんだ」
「何って、着替えてんの!」
当たり前のような顔をして、着替え始めた。いや見ればわかる。何をしようとしてるか、だな。
「まさか外へ行くわけじゃないだろうな?」
「行くよ?え!?アーサーも行くんでしょ?」
「寒いからやだ」
「えー!いいじゃん!遊べば暖かくなるって!」
「さっむー!!!!」
当たり前だ。雪、積もってんだぞ。
お願い!と可愛いらしく(本人無自覚)せがまれてしまった俺は、
断れるはずもなく此処にいる。楽しそうなを見ているのは幸せなので、少しの寒さくらい我慢してやろ、
「ぶはあ!!!!なんだ!!!?」
「あははっ!!」
ぼーっとしてた俺の顔に見事に命中したのは雪玉。
投げられた方向に目を向けると、雪玉を量産しているの姿。
「このやろっ!」
負けじとを追いかけ回して雪玉を投げ合う。何時の間にか身体がぽかぽかしてきた。
が言ったことはあながち間違っていなかったらしい。
これでは埒が明かないと思い。を捕まえようとしたが、何分足場が悪い。
バランスを崩して、2人とも雪の上に転がってしまった。
幸い雪が積もったばかりで、まったくもって痛くはなかった。
むしろふわふわとやわらかく、家にあるベッドみたいで、目をつぶりかけた。
「ぶはっあはは!アーサーのアホー!」
「笑いごとじゃねーだろ馬鹿!」
いい加減、馬鹿馬鹿しくなってきた。良い年した2人が何やってんだか。
そう思い起き上がろうとした俺に、が抱きついた。
「ほら!二人いればあったかいよ!寒くない寒くない!」
なんて言って笑うもんだから、俺も抱きしめ返した。
「暖かいね」
「ば、か・・・かお前は・・・!」
やわらかクラッシュ!!
(「雪だるま完成!・・・なんかシロップかけて食べたいかも」)
(「腹壊すぞ」)
(「アーサーのスコーンより大分ましだと思うけど」)
(「な・・・!うるせぇばか!」)
(20101119)
「The season in the world !」様へ提出!
素敵な企画に参加させていただきありがとうございました^^
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