「よし、じゃあ初めよっか。」
「そうだね。」
「・・・でも、私よりエプロン似合うって・・・どうなのよ・・・」
「え!?そうかな?」
Let's cooking!
いつもは私が料理を受け持っているが、今日はリトが手伝ってくれるというので二人で台所に立っていた。
やけにエプロン姿が様になってるリトに嫉妬しつつも、やっぱりかっこいいなーと思っていたら、
あんまりジロジロ見ないでよ!と怒られた。
昨日、リトアニアの伝統料理である『ツェペリナイ』を作ることに決めた私たちは、今朝材料を買いに行った。
その時リトは、何も言わずに重たい荷物を持ってくれた。
「ん?どうしたの?」
「な、なんでもないよ!ーーーっ!!!」
料理が完成に近付く中、私は買い物の時のことを思いだして、
またぼーっとリトを見つめていたその一瞬の隙に、沸騰していたお湯が跳ね、私の手にかかってしまった。
「!!!大丈夫!?早く冷やさないと・・・」
そう言ってリトは私の手をつかみ、水道の蛇口をひねった。
火傷した部分の熱は冷めてきたけど、私の顔は別の意味で熱くなっていた。原因は、体制。
リトは私の真後ろにいる。まるで後ろから抱き抱えられているみたいで、すごく恥ずかしかった。
しかも、顔は私の肩のところにあって、リトがしゃべるたびにくすぐったい。
「・・・ト、・・・リト」
「何?まだ痛い?」
「恥ずかしい」
「へ?何が?」
「あの・・・体制が・・・」
「え、あ!ご、ごごご、ごめん!」
リトはばっと手を離した。顔は真っ赤で、ゆでダコみたいだった。私も変わらないのだろうけど。
「あ、その・・・大丈夫?」
「・・・うん。」
その後無事に料理は完成して、美味しく食べたけど、
恥ずかしくて二人共エプロンを外すのも忘れていたという失態に気付くのは、まだ先の話。
そして私とリトがお腹がよじれるくらい笑い合うのも、まだ少し先の話。
(20101214)
よしのさんに献上いたします。リトアニア夢です^^
二人で仲良くお料理という素敵なリクエストなのに変な方向へ行ってしまいすいません;
リトは無自覚にかっこいいと勝手に思っています。←
少しでもよしのさんの希望にそぐえていたらと思います…。
リクエストありがとございました!
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