※ロマーノがちび
夕飯の用意をして、ロマーノとスペインと同じテーブルについた。
スペインとは、恋人同士というわけではない。でも、友達というよりは恋人に近い。
なんだかよくわからない私たちの関係を作ったのは、ロマーノだった。
「はい、ロマーノ、あーんして」
「ひとりでたべれるぞこのやろー」
一度スペインの仕事が忙しいときにロマーノの面倒を見たら、思いのほかロマーノに懐かれた。
すごく手が掛かる子だけどちゃんと言えば言うことを聞くし、スペインが言うほど我が儘ではなかった。
ロマーノが可愛くてしょうがなくて、言われなくても毎日のように通っていたら
いつの間にか一緒に夕飯を食べて、一緒にお風呂に入って・・・そんなことが当り前になっていた。
今みたいな食事の時、小さな口を一生懸命大きくあけて口一杯にご飯を頬張るロマーノは、
可愛いとしか言いようがない。私とスペインは、そんなロマーノにメロメロだった。
「ロマーノばっかずるいでー!、俺も!あーん」
「馬鹿」
「いてっ」
ぺしんっとスペインのおでこを叩くと、口を尖らせて「可愛いは正義なんやな!俺かて小さい頃はな・・・」
なんて話し始めるスペインも十分可愛いと思ってることは言わないでおこう。
夕飯を食べ終えてお風呂も入って(ロマーノと一緒に入っていたら、スペインも入ると言ってぐずったが、
全力で拒否した。)、3人でソファに座っていると、ロマーノがうとうとし始めた。
「ロマーノ、眠いの?」
「ねむくないぞ、この、やろー・・・」
「あー、寝ちゃった。ほんま、寝顔は可愛いんやけどなぁ」
「・・・いつも可愛いと思ってるくせに」
「なんや、ばれてた?」
2人で顔を見合わせて笑い合う。スペインはそっとロマーノを抱き上げた。
寝室までの短い廊下を一緒に歩く。
「うわー見てみぃ!真ん丸のお月様やで!」
「本当だ!綺麗…」
ロマーノを起こさないように、小さな声で話す。
窓から見えた満月の光に照らされて、スペインの顔がいつもより大人っぽく見えた。
寝室に付き、ロマーノをそっと寝かした。
「ぷにぷにやんなーはぁはぁロマかわええぇ」
「こら、起きちゃうでしょ!」
「んにゅ・・・しゅぺいん」
「はわわわわ!今の聞いた?天使や!」
「むにゃ・・・、だっこ」
「ちょ、可愛い・・・!ちゅーしたい!」
「そんなん俺にしーや!」
「はいはい煩い」
二人でにやにやしながらロマーノを見つめる。でも待って、これじゃあまるで・・・
「なんか、夫婦みたいやんなー」
「え!?」
「えって!そういう反応傷つくわ〜・・・嫌?」
「ち、違うよ!私も同じこと思ったからびっくりしただけ。」
「同じこと・・・か。・・・なぁ、」
「ん?」
スペインは何かを考えるように俯き、ロマーノを優しく撫でた。
沈黙が続く中、ロマーノだけは規則正しい寝息を立てている。
「あの、さ、」
「うん?」
まだ何かに迷っているようだった。でも続きが聞きたい。
続きを促すように、スペインの綺麗なエメラルドグリーンの瞳をじっと見つめた。
「・・・・・・本当に、夫婦にならへん?」
「・・・え?」
「のこと、好きやねん。ロマーノと3人でずっと一緒におったら、俺、すっごく楽しいし、
すっごく幸せやと思う。だからその、つまり・・・俺と結婚して・・・くださいっ!!!」
「はえっ!?え、あの、・・・う、ん。いい・・・よ」
私は、涙が出そうになるのを堪えながら必死に肯定の言葉絞りだした。
きっとスペインのこの言葉を、心の何処かで待っていた。
「うわっ!めっちゃ嬉しい!!!!けど・・・恥ずかしい・・・!もう寝るで!」
スペインはロマーノを起こさないように慎重にベットに入った。
嬉しさを何処にぶつけていいかもわからないので、私もベットの中に入って枕に顔を埋めた。
幸いスペインの家のベットは3人川の字で寝ても大丈夫なくらい大きかった。
ロマーノの頭をもう一度撫でて、スペインの顔を見る。
安心したのか、今のプロポーズでどっと疲れたのか、目がとろんとしていた。
きっともうすぐ眠ってしまうんだろう。
「あかん・・・眠くなってきた・・・」
私は、ロマーノごとスペインを抱きしめて、そっとキスをした。もちろん、ロマーノにも。
「お休み。」
「ん、明日指輪買いに行こうな・・・」
私と貴方とこの子と
(「・・・結婚する?」)
(「そうやで!喜べフランス、お前が報告第一号や。」)
(「フランスにね、仲人やってもらおうかなぁって。」)
(「いいけど・・・ん?・・・お前らって・・・結婚してなかったの?」)
(「「・・・・え!?」」)
(2010.12.17)
優さんに献上いたします。親分夢です^^
親分は幸せいっぱいな家庭を築いてくれそうだなーと思い、こんなお話になりました。
勝手にロマーノも登場させてしまいすいません…。そして関西弁がわかりません。←
少しでも優さんの希望にそぐえていたらと思います。
リクエストありがとうございました!
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