午後4時。
「「「 、おめでとう! 」」」
「ありがとう!!!」
飾り付けされた部屋、美味しそうな料理、そしてケーキに、は目を輝かせた。
の満面の笑顔に、ドイツ、日本、イタリアの3人の顔も自然とほころんだ。
その笑顔の裏に、大変な苦労があったことを、は知る由もない。
午前10時。
「訓練を始める!番号!」
「いちっ」
「にっ!」
ドイツ、日本、イタリアは、いつものように訓練を始めようとしていたのだが、
日本とイタリアはいつもと様子が違うことに気付き動揺していた。
「あれぇ?は?」
疑問を素直に問うたのはイタリア。日本はその疑問に激しく同意したが、あくまでもポーカーフェイスである。
集合時間がいつもより遅いという疑問もあったが、それよりもがいないことのほうが2人気になっていた。
いつも差し入れを持って来ているはずのがいない。
それが普通な彼らにとって、今日の光景は異様なのであった。
「うむ、そのことなんだが、今日が何の日かわかるか?」
ドイツの問いに対しハテナを浮かべる2人だったが、少し頭を使い考えれば自ずと答えが出てきた。
「もしかして・・・の誕生日と関係ありますか?」
「ご名答。今日の訓練はちゅう」
「やったああああ!!!」
ドイツが中止と言い終わる前に、イタリアは体全体を使って喜びを表した。
勿論、その後ドイツの怒鳴り声が響いたのだが。
「では、仕切りなおしと行きましょう。」
大きなたんこぶができたイタリアの頭を撫でながら、日本が話を進める。
「とりあえず、飾り付けと料理とケーキが必要ですね。」
「それからプレゼントだが・・・」
「は何を貰ったら嬉しいのでしょう?」
「そんなの、ハグだよ!あとちゅー!」
真剣に話すドイツと日本とは裏腹に 、突拍子もない答えを出したイタリアにもう一度拳骨が落ちた。
最も、「裏腹」というよりも彼にとってはこれが素なのかもしれないが。
「抜け駆けは許さんからなイタリア」
「そうですよ、イタリア君。」
「わかってるよぉー」
「では、材料を買いつつ、家に戻るぞ!」
正午。
3人は買い物を済ませ、抱えきれない荷物を手に家へ戻った。
「全部全員というのは無理があるな…」
「担当をわけましょうか?」
「それ賛成!!!!」
どれもやりたいとイタリアがぐずったので、
くじびきという形になり、ドイツが飾り付け、日本が料理、イタリアがプレゼント選びという具合になった。
3人は気合十分でそれぞれ作業に移って行った。
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