良い匂いがする。パンの焼ける匂いに、ベーコンと目玉焼きと・・・。それから・・・
「おはよう、ハニー。」
フランシスの香水の匂い。日曜日の朝は決まって彼が朝ごはんを作ってくれる。
まぁ夜いろいろお世話になるわけだし。とか言ってた。ばーかばーか、でもそんなところが大好きだ。
そういうわけで、朝食をベッドの近くにあるテーブルに置き、
遅めの朝食を取ることが私たちの習慣のなっていた。
「もうちょっと寝る」
「温かいうちに食べなきゃ美味しくないでしょ」
少しだけだだをこねると、フランシスは決まってベッドまで来てくれる。
「起きないとちゅーしちゃうよ?」
そしてフランシスは優しい声で私に囁くのだ。丁度私の目線には、喉仏。
それが上下するとフランシスの口から優しい声が出る。なんだかとても不思議だった。
「・・・ねぇ、何してるの?」
「噛んでるの。喉仏。あぐっ」
「痛た・・・またお前はわけわかんないことして。」
「もしこの喉仏取っちゃったらどうなるかな、って。」
「うーん、なくなっても囁き続けるかな」
「何を?」
「そりゃーもちろん、」
愛のことばを、君に
(「ばか」)
(「ふふ、お兄さんの喉仏美味しい?」)
(「・・・うん」)
(20091130)
私の欲をすべて詰め込んだらこうなしました。←
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