白ヤギさんからお手紙着いた
私は兄さんに頼まれて、スイスさんにお届けものをしに来ました。
スイスさんは怒ると怖いですが、とても優しい方です。
お会いするのが楽しみで、日本から遥々スイスまでやってきたわけですが…
目の前にはなぜかご立腹なスイスさん。眉間にしわが寄っていて、正直怖いです。
「、座るのである。」
「・・・は、はいぃ!」
おかしいな。兄さんはちゃんと連絡をしてくれると言っていたから、押し掛けたわけではないはず。
それにお届けものは壊したりとかしてないし、開けてないし…
「何ヶ国越えてきたと思っているのだ!」
「あ、えっと…航路とか関係なく一直線だと、大体10ヶ国くらいだと…」
「なんで1人で来たのだ?私が出向いてもいいと日本に言ったはずだが?」
「い、いえ!こちらからの贈り物ですので、出向いてもらうなど失礼にあたりますから。」
ギロッ
「ひっ;す、すいませんでした!!!!!(怖いよー)」
「・・・」
「・・・」
スイスさんに睨まれてしまいました。何か不適切なことを言ってしまったのでしょうか…。
もう耐えられません。逃げてしまいたいです。そしてなんでしょう、この沈黙は…。気まずすぎます。
スイスさん、怒るんだったら早く怒ってください!!!
「・・・、こっちへ来るのである」
「へ!?あ、あの、」
「いいから来るのである!!!」
「は、はい・・・;」
私は重い腰を上げ、スイスさんが座っている椅子の前に立ちました。
今まで一定の距離を保っていたのに、一気に近くなってしまって少し恥ずかしいです。
私は下を向いているので、あくまでも推測になりますが、
スイスさんは依然として睨みつづけていると思います。
「、こっちを見るのである」
「ひっ、は、はいぃぃ!」
私は恐る恐るスイスさんの目を見ました。
スイスさんは私を見ていたけれど、その顔はぜんぜん怖くありませんでした。
「・・・大きな声を出してすまなかった。が、その、し、心配だったのである。」
「・・・え」
ぷいっとスイスさんはそっぽを向いたけれど、赤くなった耳までは隠せなかったみたいです。
黒ヤギさんたら…
(ほら、やっぱり優しい方でした。)
(20100122)
瑞は心配性だと思うんです。
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