「虎ちゃん、今日もバイト?」
「ん?あぁ。」
「あんまり無理しないでね。」
「無理なんてしてねーよ。」
白い天井、白いベッド、白いシーツ。俺は今病院にいた。
無理するな、と優しい声で言ったのは、恋人の。病気で長いこと外に出ていない。
「んじゃ、行って来るから。」
「毎日来なくていいのよ。虎ちゃんの生活リズムが崩れちゃう。」
「お前の見舞いももう俺の生活リズムだよ」
俺の夢はと散歩することだ。隔離状態のをここから出してやりたい。
「なぁ」
「なに?」
「お前が元気になったらよ」
「うん?」
「やっぱいい。また今度言う」
「今度絶対教えてね。」
「あぁ。」
「いってらっしゃい。」
「おぉ。また来る。」
俺にはもう一つ夢があった。もっと働いて、もっと稼いで、病気治して、にプロポーズすることだ。
でも、それはもっと男として成長してからにしようと心に決めていた。
俺はまだまだ未熟なやつだが、お前のことだけは絶対あきらめねー。
仕事へ行く途中に何度もの顔を思い浮かべ、心に誓うのだった。
プロポーズはまた後で
(きっちり稼いで養ってやるからな。)
(20110204)
虎ちゃんは素でかっこいい!
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