「てめぇ今日暇だろ?」
「え、あ、うん。」
「じゃあ行くぞ」
「ちょ!神崎くん!」
今日はの誕生日だ。
『だからパーティーしよう!』
と言ったのは夏目だった。この歳になって馬鹿じゃねーのと思ったが、
夏目と城山がなんかノリノリで準備し始めるから俺も話に乗ってやった。
別に俺がやりてーわけじゃねー。
「神崎くんどこ行くの?」
「どこでもいーだろ」
「…?夏目くんと城ちゃんは?」
「あっあいつらはいーんだよ!!!」
は不思議そうに首を捻りはしたが、それ以上は聞いてこなかった。危ねー。バレるとこだった。
今頃2人はクラッカーを持って、玄関に待機しているんだろーよ。
準備中、うわー気持ち悪ぃ。どんだけ餓鬼だよ。付き合ってらんねーよ。
とか罵っていたら、じゃあ、神崎くんは連れて来る係ね?と無理やり押し付けられたご案内係。
連れてくるだけならいいが、俺にはまだやることがあった。
とても私事で、ヘタしたら失敗する、
「おい」
「ん?」
「てめぇー今日誕生日だろ?」
「…!覚えててくれたの!?」
「…まぁ。(夏目と城山が。)」
への告白。
それがもう一つ俺に課せられた重大な使命。
『じゃあ、神崎くんは連れて来る係ね?』
『んで俺がそんなことしなきゃいけねーんだよ』
『チャンスじゃん』
『は?』
『だから、に告るチャ・ン・ス!』
『はあああああああああ!?』
『好きなんでしょー?』
『…てめぇ』
『近いうちにって言ってたじゃん』
『そりゃ…こ、この飾り付けどーすんだよボケ!!!!』
『このまんまだよー。ふられたら残念会!』
『…殺す』
『大丈夫です!神崎さんなら絶対大丈夫です!!!!』
『死ねっ!!!!』
『いってらっしゃーい!』
と言う夏目の『ついでに告白しちゃいなよ☆作戦』の経緯を思い出した。
真面目に殺したくなった。
でも出てきてしまったからには、決行せねばならない。
出来なかったら馬鹿にされるだろう。それはむかつく。耐えられない。まじでむかつく。死んだ方がまじだ。
なんだか乗せられた気もするが、チャンスというのもあながち間違いではないし。
告白?やってやんよ!と思ったが、なんだ?めっちゃ緊張すんだけど!!!なんなんだ心臓とまれ!!!
「おめでとーございます。」
「ありがとーございます。」
の顔を見るとにこにこと笑っていた。夏目の家に着く前に、告白しねーと。
「…おい」
「ん?」
「てめぇーに言いたいことがある」
「なに?」
「す、」
「す?」
「す、スカートめくれてんぞ!」
「え?ほんと!?」
言えない。なんなんだよ言えねーよ。告白ってこんな緊張するもんなのか?
女なんて全部同じだと思ってたのに、なんでこいつの前ではこんなドキドキすんだ!?
「めくれてないじゃん!」
「いや、違くて…」
「…?」
言葉が出なくて、でもどうにか伝えたくて、近くにあったの右手を握った。
やべぇ、小せー。ふわふわしてる。っじゃねーよ。何やってんだ俺は。
「神崎くん?ねぇ、」
「うるせえ!ちょっと黙っとけ!」
「もー!どうしたのー!」
「好きだ」
「え?」
「お前が好きだ。俺と付き合え。」
ついに言ってしまった。ムードもくそもねぇ、雑な告白。
公園とかに連れて行って、ベンチに座って、夕日見ながらとからしからぬこと考えてたのに全部ぱぁ。
歩きながらって、ねーよ。でも言えただけましか。
「神崎くん」
「なんだよ」
「私も好き」
「!?」
「私も神崎くんのこと好き!」
それからはもうわけがわかんなかった。
夏目の家についてドアを開けたらクラッカーが思いっきり鳴って、
はびっくりしてて、でも嬉しそうに笑ってて、俺がいたときにはなかった
『お誕生日おめでとう!神崎くんもおめでとう☆』
とかいうアホな垂れ幕みたいのが飾ってあった。殺したくなった。
散々飲んだり食ったりして、笑って。すげぇ、楽しかった。そのまんま雑魚寝みたいになって…
告白忘れてねーよな?も俺のこと、好きなんだよな?
「神崎くん?どうしたの?」
「あ?いや目ぇ覚めた」
「私はトイレー」
「明日暇か?」
「ん?うん。暇。」
「じゃあ、デートしようぜ」
「…!」
「嫌か?」
「んーん!行く!」
「」
「ん?」
「俺のこと好きか?」
「うん。だいすき。」
夏目慎太郎の 告白大作戦☆
(「そーいや俺がふられたらあの垂れ幕どうするつもりだったんだよ」)
(「えー?が断らないってわかってたもん!ねー城ちゃん?」)
(「…そうなのか城山」)
(「……いや、それは」)
(「よしわかった。…殺す!!!!」)
(20110420)
誕生日おめでとう、私!←
自分が心底気持ち悪いと思いました。神崎くん大好き!(どうしようもない)
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