「男鹿!ベル坊!おーはーよっ!」
「おー」
「ダーブッ!!!」
石矢魔高校。
最低最悪の不良高校。なんで私がこんな高校に入学したかは置いといて・・・。
突然本題だが、私は恋をしている。
相手は石最強の男、男鹿辰巳。
最低最悪超凶悪だけど、結構優しいとこもある。私はそれを知っている数少ないやつの一人。
「今日も可愛いねーベル坊!」
「だう!うー!」
男鹿からベル坊を剥がして抱っこすると、しがみ付いてくるベル坊が可愛いくて、
ついついにやけてしまった。
「ちゅー」
「だあっ!だぁーぶ!」
我慢できずにほっぺたにちゅーすると、ベル坊も私のほっぺにちゅーをし返してくれた。
あまり人に懐かない子だと思ってたから、かなり感動した。
にこにこしているベル坊をぎゅうぎゅう抱きしめたい衝動に駆られたがそれは我慢。
泣いちゃったらショックだもん。
「・・・なんかベル坊懐いてね?」
「そう見える?嬉しい!」
「だったらお前にやるよ」
「父親らしからぬセリフだなー。まぁ男鹿まで付いてくるなら考えてあげなくもないけど」
「・・・」
そこで黙るとか傷つくんですけど。まぁいいか、いつものことだし。
いつかこうやって家族になることを夢見て、15歳は日々過ごしているのです。
家族ごっこ。
(「なぁベル坊・・・本当の母親欲しくねぇ?」)
(「ん?なんか言った?」)
(「別にー」)
(20110405)
古市には退場していただきました。
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