「夏目くんってさー乙女ゲーに出てきそうだよね」
※『乙女ゲーム(おとめゲーム)とは、女性向け恋愛ゲームのうち、主人公(プレーヤー)が女性のゲームの総称である。
「乙女ゲー」「乙女ゲ」「乙ゲー」などと略称される。(by Wikipedia)』
3日前、唐突に言われた『乙女ゲーに出てきそうだよね』発言。
乙女ゲー?何それ?って思って検索してみたら、上記のように出てきた。種類も色々あって驚いた。
どれも見るからにいろんな種類のイケメン集めましたって感じで、ありえねーだろって思ったけど、
『乙女ゲームに出そう』って、にとっての『カッコイイ』と同じ褒め言葉なのではないかと勝手に判断して嬉しくなった。
3次元の恋(゜Д゜)!
「ねぇねぇ、乙女ゲー楽しい?」
「うん」
「何がいいの?」
「んー・・・夏目くんみたいなイケメンと恋出来るとこー」
今日もゲームに夢中なは気付いていないみたいだけど、今結構大胆なこと言ったってわかってる?
イケメンって…地味に照れるんだけど。
「ね、俺もやってみたい!」
「は?ちょ、駄目!」
からゲームを取ろうとすると、めっちゃ真剣に怒られた。少しくらいいいじゃん。
もしかしてエロシーンあるとか?見られると恥ずかしいとか?かーわいい!
「いーじゃんちょっとくらいー」
「今は駄目なの!明日持ってきてあげるから!」
「なんでよ同じ乙女ゲーってやつなんでしょ?」
「そうだけど、とにかく駄目!」
理由も言わず駄目って言われると、どーしても気になって仕方なくなっちゃうんだよねーオレ。
「あ、神崎くん」
「え?」
座っているの頭上を見て、あたかも神崎くんが来たみたく演技する。
は見事に騙されて後ろを向いた。その隙をつき、ゲームを取り上げる。
「あー!!!駄目!!!」
取り上げちゃえばこっちのもの。立って少し腕を挙げれば、背の低いは届かない。
「見ちゃ駄目!!!お願い見ないで!」
「の必死なお願いも、今は聞けないなあ。ごめんね。」
「この白状者ー!!」
俺はゲーム機の小さな画面を覗いた。そこには思った通りイケメンが・・・え?これって・・・?
「おれ・・・?」
正確には、俺に似た人?
画面には俺と同じ髪の色で、俺と同じ分け目で、容姿は完璧にそっくりなキャラクターが何やら言葉を発していた。
「・・・これは何か理由でも?」
「・・・」
たまたま攻略してたキャラが、たまたま俺に似てただけかもしれない。
と思って聞いてみたけど、は黙ったままだ。でも顔が真っ赤っか。
「な、夏目くんはイケメンだから私になんて見向きもしないでしょ!!!」
逆ギレされた。いやそこキレるとこじゃ・・・でもこれは、もしかすると・・・
「俺、期待しちゃっていい感じ?」
「・・・・・・え?」
「3次元でも攻略してよ。」
ポカンとするの手をつかみ、手の甲にキスをする。
乙女ゲーに出てくるイケメンな王子様になれるかはわからないけど、まぁ、なんとかなるでしょ。
自惚れじゃないけど、にとっては最高の告白だったんじゃないかって思う。
だってさ、顔、さっきよりも真っ赤っかなんだもん。
(20110510)
夏目くんまじ乙女ゲーに出てきそうですよね。
優しいんだけどしたたかで腹黒くて…
でも主人公にだけは素を見せちゃう感じ。
たぶん決めセリフは「なんでだろう、君の前だと素直になっちゃうんだ」
出血死するわっ(^q^)← 妄想乙!
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