「すげぇ・・・総悟、こんなこと出来るんだ!ぶっ壊すの専門だと思ってた・・・」




歩いて15分ほど、私と総悟は土手にようやく到着した。 私が星空に気をとられているうちに、総悟はてきぱきと望遠鏡の用意をしている。




「お前は・・・もっと気のきいたこと言えねェのかよっと・・・よし、出来たぜィ!」
「わぁ!」
「流星はもうちょい時間がかかるかな。」
「凄い凄い!」
「よっこらせ、好きなだけ見てろィ」



総悟はその場に腰を下ろしていた。私はさっそく星を見てみる。 不覚にも、大興奮してしまった。肉眼で見るよりも綺麗だった。キラキラで、色も違う。 下から見ていた星とは全然違う。いくら視力が良くたって、ここまでは見えなかったよなぁ。来てよかった! 何分くらい見ただろう?ひとしきり見て満足したので、総悟の隣に座った。



「凄いよ、星!全部色違くてさ、キラキラの強さも違うの!それから・・・え!?」



私が身振り手振りで説明していると、パシッと突然手を捕まれた。 やばい、私、なんか気に障る事でも言ったかな?



「そ、そ、総悟さーん?」
「やっぱ冷てェや。・・・風邪引くなよ。」



心配してくれていたらしい。怒らせたわけじゃないんだね。よかった・・・ けどどういうわけか、そのまま総悟は手を放さない。 え、これは、ちょっと・・・嬉しいけど・・・心臓・・・ドキドキ、うわー!!! ―――――やばいやばいやばい。 かぁっと顔が熱を持つ。総悟が私の手を握っている。すると、



「あ、そうだ。ちょっと自販機行ってくらァ。あったかいもん買ってきてやるよ」



そんなことを言いながら、総悟は飲み物を買いに行ってしまった。



「あぁ・・・暗くてよかったぁ・・・」



総悟が向こうに行くのを確認した後、思わず私は呟いた。 何しろ顔が熱い。真っ赤に決まってる。そんなところ、見られたくない。 ずっとこのままだったらどうしようかと思った。 このままでもよかったけど・・・とか何思ってんだ私! 恥ずかしいのに、顔がニヤニヤしてしまう。好きな人に手を握られてしまった。どうしよう! ありがとう神様!これだけでも幸せです!



、ほらよっ」
「あ、ありがとう。」



総悟が買ってきたミルクティーを受け取る。 あったかい。あーこれ飲みたくないなぁ。総悟が買ってきてくれたものだもんなぁ。 もう一生ないかもしれないしなぁ。
飲むか飲まないかの格闘をしていると、不意に星が一つ流れた。



「・・・・・・・あ!」
「始まるぜィ」
「―――――――――――――うわぁ!!!!」



一つ流れたのを皮切りに、どんどん流れる星たち。 夜空からこぼれるように落ちる星。圧倒された私は言葉を失ってしまった。 キラキラと輝き光る星。しかも一つ二つではない。たくさん。



「土手に来てよかったろィ?」



総悟が得意げに微笑む。 いつものドSな笑みとは違い、なんか優しい。そんな風に笑うと、逆にちょっと怖い。 でも、本当によかった。大好きな人と、こんな綺麗な星を見れるなんて。 総悟は優しいし、予定通り星は土手で見れたし、なんか今日で運全部使い果たしちゃったんじゃないかな。



「うん。来てよかったよ。ありがとう!」
「・・・・言いたいことはそれだけかィ?」
「・・・・・・・は?」



優しい笑みがみるみるドSな笑みに変わる。



「お礼だけ?この雰囲気だぜィ?土手に二人きり。なんか他に言うことあるだろィ?」



何のことかまったくわからない。っつか笑い方ドSなんですけどォォォ!!!!こ、こ、怖い・・・・! 言うこと?こないだ山崎さんのプリン食べたのは私です・・・違うよね; 私は必死で言葉を探した。でも、本当にわからない。



「え、えーと・・・えー」
は、俺のことどう思ってるんでィ?」
「ど、どう思ってるって・・・・・・それは・・・」



もしかしてほかに言うことって・・・告白・・・?言えるわけない。恥ずかしい。一気に顔が赤くなる。 私があわあわしていると、総悟はまたニヤリと笑った。このドS野郎・・・・ 自信満々な笑顔・・・私が総悟のこと好きってこと確実に知ってるなコレ。 私そんなにわかりやすかったかな・・・ぐるぐると頭の中に考えが回る。 ・・・・・もうめんどくせェ!!!私はその場に立ち、流れる流星に向かって叫んだ。






総悟、好きだぁぁぁあ!!!!



言った後、逃げたしたくなったけど、そのまましゃがみこんで顔を伏せた。
すでに後悔の嵐。あーあ。言ってしまった・・・・ しまいには涙も出てきた。何やってるんだろう、私;



ー、俺の顔を見ては言ってくれねェの?」
「・・・・・・なっ!人の一世一代の告白を・・・!うぅー」
「嘘でさァ。ってかお前、何泣いてるんでィ!  ぷぷ・・・あんな告白されちゃァ・・・・ク、ク、クちゃんと答えなくちゃなァ。好きだぁぁぁあって・・・  ふ・・・く・・・ククク・・・」



私は結構ショックで泣いているのに、総悟は楽しそうだ。人の涙をなんだと思ってるんだろう。このドS。



「・・・ああああああ!!!総悟の馬鹿野r「好きでさァ。」
「え?」
「俺ものこと、好きだっつってんの。」
「えっ!?」





流星ミラクル





(「あ、間違った。すきだああああああ。(棒読み)」) (「ちょ、雰囲気台無し!最低!」)














































































(20100122)
天体観測してみたいですお母さん。